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現場確認の心得
2022.06.10こんにちは!
ラジコンの竹中です。
いつもご訪問頂きましてありがとうございます。
最近は雨が降ったり止んだり、ジトジトとして梅雨真っ盛りという感じですね。
ふと道路に目をやって紫陽花がきれいに咲いているのを見ると、いよいよ夏がやってくるのかと感慨深い気持ちになります。紫陽花は梅雨時期の癒しですね。
紫陽花の切花が売っていれば部屋に飾ってみようかなと思うのですが、なかなか売っていません。。
今年は道路に目をやるだけで終わりそうです。
さて、本日は土地購入の前に敷地を見に行った際に注意すべきポイントを少しお話ししようと思います。
こちらは東京では良く見かける路地状敷地です。
道路に接する部分は建築基準法で定められている2mとし、奥に広がっているのが特長です。
近隣の窓の位置や階段等これらは、窓を作る際に参考になりますね!
でも、
敷地を見る際に注意すべきポイントはまだまだあります。。
ここでは全て書ききれないので、特に注意すべき部分を3点ほど書かせて頂きます!
まず1点目
「敷地境界鋲、杭の有無」
これがないと、敷地が確定出来ません。
土地の売買時や法務局に行けば敷地図がある場合が多いのであればいいのですが、
測量図があったとしても、現地に杭がない現場は沢山あります!
これを確認しなければ、隣地との敷地の境が分からないため、塀を建てた後に、隣の敷地内に建ててしまっていた!
なんて事だって有り得ます。
そのため、土地家屋調査士さんにお願いして、杭や鋲を入れて頂く事をお勧め致します!
杭や鋲を入れるためには、近隣の方々との境界確定の同意も得なければならないので、それなりの時間と労力も必要になります。
測量図がない場合はまずはここから始めなければいけないので、慎重に対応していくよう心がけてください!
2点目は、
「敷地に接する前面道路の幅員」
これは、建築を建てる場合、前面道路の幅員が4m以上ないといけないので、
4m以上道路幅がない場合は要注意となります!
もし、4m以上ない場合は、自分の敷地を一部道路にするために削る必要だって出てきます。新たに土地を購入された方は、不動産売買の際に重要事項説明で必ず説明されますので注意はできますが、建て替えの場合は見落としやすいので、気をつけましょう!
自分の敷地が小さくなるのは納得いかないかもしれませんが法律なので仕方ないですね。
幅員の他に長さに慎重にならないといけないのは、先に少しだけ述べた「道路に接する部分の接道長さ」です。建築を立てる際、道路に2m以上の幅で敷地が接していないといけないので、特にこのような路地状敷地では慎重にみておく必要がございます。
以前ご相談があったお客様の中では、土地を購入した後に2m接道していなかった事に気づき、泣く泣く敷地をお売りになられたという方がおられたので、土地購入の際には必ず確認することをお勧めいたします。
最後にご紹介したいのが、
「ガス、水道の引き込みの有無」です。
特に、前の敷地の用途が長い間駐車場だった場合、ガスや水道の引き込みがない場合が多いです。ガスや水道が敷地内に引き込まれているか否かを現場で確認するには、
写真のように、水道のメーターボックスや、ガス引き込みの有無の明示がある場合
が多いので、比較的すぐに確認できます!
水道は多くは13mmメーターが引き込まれている場合が多いのですが、個人住宅の場合は水圧の低下を防ぐためにも20mmにやり変えた方がいいので、現状何ミリが引き込まれているのかを確認した方がいいですね。
もしこれらの確認ができない場合は、インターネットや役所でも確認出来ますので、ぜひ押さえておきましょう!引き込みがない場合、もしくは水道の引き込み径を変更する場合は、
前面道路からの掘削となる場合があります。
そうなった場合は100万円以上かかる事だって有り得るので初期段階から予算に入れておく必要があるのでご注意ください。
予算に制限がある住宅などでは、特に注意しておかないと、後で泣きを見るのはお客様です。
そうならないためにも、可能であれば土地購入の前に建築士の方を同行させるなりしてよく確認しておきましょう!
東京は特に上物より土地の方が高価なので、土地購入はより慎重にしたいものですね。
如何でしょうか?
敷地を見に行くことの大切さ、分かって頂けましたでしょうか?
以上のことは土地購入の際に重要事項説明書に記載されているので説明を受ければ分かる事なのですが、敷地を見に行った際に自分の目で確認しておいた方が安心ですよね。
まだまだ注意すべき点はたくさんありますが、全てを列挙するのは大変なので、
特に注意すべき3点のみ書かさせていただきました!
今後建物を検討される方は、以上3点を特に注意して敷地をご覧ください!
では!