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壁掛けデビューしませんか?
2019.09.05こんにちは!
ラジコンの竹中です。
一昨日、視察がてら門前仲町に足を伸ばしてきました。
お目当ては、こちらの建物!
駅出てすぐにそびえ立つ2つの建物。
手前の建物は、北山恒さんが率いるarchitecture WORKSHOPが手掛けたHYPERMIX、奥の建物が伊藤博之さんが手掛けた辰巳アパートメントハウスです。
HYPERMIXは商業施設とオフィス、住宅が複合された建物で、辰巳アパートメントハウスは賃貸住宅です。2018年、2016年にそれぞれ竣工した、今を代表する建物です。
あいにくハイパーミックスの一階は貸切のイベント中で中に入ることが出来ず、、
外から見るだけでした。
建物の横にはオフィスと賃貸に上がることが出来るエレベーターへと続く通路、
奥にエレベーターがあります。
エレベーターの横にアイホンがあり、相手側が解錠することで乗ることが出来ます。
エレベーターの横にセキュリティがある建物、こんな建物は初めてです!
ということで、結局上までにも上がれず、近くをうろちょろしておりました。
でも、本来の目的はこちら、辰巳アパートメントのスリット幅の見え方の確認でした。
柱梁ラーメンと壁との間のスリット幅は20mm。
面として見えるのか心配でしたが、これくらいだと大丈夫そうですね!
というように、自分が設計しようとしている建物に近い物件を調査して、実際の見え方を検証するのも大事な仕事!
今後の参考にさせて頂きます。
さて、前置きはこのくらいにしてそろそろ今日のお題に。
今日は壁掛けテレビについて!
リビングダイニングのテレビを壁掛け仕様で考えられている方も少なくないと思うのですが、今日はそんな壁掛け金具について書こうと思います。
TVを壁掛け仕様にすると、オシャレに見えるばかりか、2枚目の写真のようにテレビ台がないところにもテレビを付ける事が出来るので、テレビをつけたい場所に計画することが可能です!場所を選ばずにテレビをもっと身近に計画する事が可能となりますので、テレビがお好きな方には是非壁掛けテレビにチャレンジして欲しいと思っております。
でも、未だに壁掛けテレビのイメージは、オシャレでお高いイメージがあると思います。
が、、、
しかし、、、
決してそんな事はありません。
金具自体は高いものでも5万円をきるものがほとんどですので、大変リーズナブルで、ラインナップも豊富にございます。
問題は、テレビの電源とデッキまでの配線をどのようにして隠すかというところです。
これについては少し専門的な話になってくるのですが、あらかじめ壁の中に、デッキからテレビまでの配管(HDMIケーブル、同軸ケーブルが通るほどのφ40mm程度の配管)と、テレビの裏にテレビの裏に配線の取り出し口と電源を用意する必要があります。
今回は、1枚目の写真のような、タイル仕上げの壁に金具を取り付ける場合を例に
取り付けの順序を説明したいと思います。
① 金具がつく部分をあらかじめタイルを貼らずに切り欠いておいて、配線穴を用意しておきます。
(タイル仕上げの場合はタイルに金具はつけられないので、必ず切り欠いておく必要があります。腕の良い職人さんならタイルを割らずに穴を空ける事も可能ですが、大概嫌がられますので、あらかじめタイルは貼らない方が良いと思います。)
こんな感じです。
② 金具を取り付けます。
この際、金具の取り付けカバーの大きさを把握せず、カバーの方がタイルの切り欠き面より大きかったりするとカバーを適切に取り付けられなくなる可能性があるので注意が必要ですタイルの切り欠き面は、金具のカバーより大きめに!が基本です。
③テレビと壁掛け金具を連結させます。
この時に、金具のアームが前後左右に延ばす事の出来るものでしたら、壁から取り出しの配線とテレビの接続は比較的楽に行う事が出来ます。
以上が大まかな金具の取り付け方法になりますが、壁がクロス仕上げの場合は、容易に直接穴をあける事が出来ますので、ここまで複雑な行程は必要ないですが、新築時、リフォーム時同様に、壁の中に配線を通す事のできる配管を用意しておく必要はありますので、注意が必要です。
しかし、ここで一つ疑問が生じます。
今使っているテレビに対応する金具は、どのようにして選べば良いのでしょうか?
テレビメーカーから、品番検索で対応可能な金具を検索する事はできますが、実はそのほとんどが後継機種に対応していないものが多く、また、テレビサイズの変更にも対応していないものが多いんです。
そのため、私個人的な意見から申しますと、テレビメーカーさんの壁掛け金具は買わないのが鉄則です。
では、どこから買うのが良いのでしょうか?
簡単で、単純な話、金具は金具専門のメーカーさんから購入すれば良いのです。 その違いは、金具を見て頂いたら一目瞭然です! あるメーカーさんで用意されている金具はこのような感じのものです。
これは、テレビを買い換えると金具も買い換える事を前提として作られておりますので、 後継機種やサイズアップに対して応用が利かないものがほとんどです。
しかし、金具専門メーカーさんが用意している金具は、下記のようなものになっております
ほとんどのテレビの裏側には、壁掛け金具と固定するために4箇所の取り付け位置があるのですが、この金具は指定の範囲内で調整が可能となりますので、テレビの機種に合わせて取り付け位置が変えられるため、後継機種やサイズアップにも対応出来るので、使い捨てにはなりません。
また、下記の動画のようにアームを自在に動かす事も出来るので、見る位置などにも対応が可能です。
見る位置によってテレビの角度が変えられるのは、この自在アーム型の特権ですよね。
また、一番お勧めする理由の一つが、場所を選ばずテレビを設置できるという事です。
今までは、テレビはテレビ台のあるリビングやシアタールームにあるのが一般的でしたが、
壁掛けにする事で台が必要ではなくなるので、上記の写真のように、ダイニングや寝室などにも設置する事が出来るようになる!!
というのが一番のお勧めポイントですね。
是非、この際に壁掛け金具で自由なテレビライフを楽しんでみてはいかがでしょうか?
金具は下記のサイトから購入が可能となっておりますので、ご参考ください。