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造作か、既製品か?
2021.07.01こんにちは!
いつもご訪問頂きましてありがとうございます!
ラジコンの竹中です。
浴室や洗面室といった水回りを新たに作る場合、まずはじめの選択肢として、
既製品で作るか、造作で作るか、といった2択から始まります。
既製品で作るとは、すでに各メーカーさんから用意されているシステムバスや洗面ユニットを当て込むというものです。システムバスとは、浴室を構成する各部材(壁・床・天井)などをあらかじめ工場で成形し、施工現場で組み立てる「乾式工法」で完成させる浴室のことです。そのため、防水性や保温性が高いなどのメリットがあります。
各メーカーさんから様々な種類のものが販売されているので種類に関してはここでは割愛しますが、有名なものではTOTOのサザナシリーズや、パナソニックのLシリーズなどがございます。
TOTOサザナ
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パナソニックLシリーズ
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システムバスの良いところは、まず何より機能的であることが挙げられます。
乾きやすくて暖かい素材の床材や、髪の毛が絡みにくい排水口、システムバス専用に作られたバステレビ、マグネットが付く壁など多岐に渡ります。
しかし、水栓などのパーツや壁の素材などはカタログ上からしか選べないので、選択肢が制限されてしまうというデメリットがございます。
一方造作で作る場合は、一から素材や浴槽、水栓パーツをいろいろなメーカーから選んで作ることになるので、自分好みの浴室に仕上げることが可能になります。
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(画像お借りしております)
真っ白で清潔感のある浴室や、
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(画像お借りしております)
壁に木の板を貼った温かみのある雰囲気の浴室、
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洗面室とガラスで区切ってホテルライクな雰囲気の浴室など、お好みに合ったデザインに仕上げることが可能となります。
しかしシステムバスと違い機能性に充実したアイテムを揃えることが難しいので、機能性を求めるのであればシステムバスの方をお勧め致します。
そんなデザインの幅が多岐にわたる水回りですが、
先日、お客様のご案内で、ショールーム周りに行ってきました。
元々システムバスをご検討されていた方なのですが、造作での検討も同時に進めて頂けることになりましたので合計3ヶ所のショールームを社会見学してきました。
弊社では造作でもシステムバスでも設備を導入する際には必ずショールームにお連れして現物を実際に見て頂いて選んで頂くようにしております。
「いちいち面倒だな、、、」
と思われるかもしれませんが、カタログで選んだだけ、と実際に見てとでは印象が全く異なる場合がございます。
「思ったより狭いね、、」とか、
「材質が安っぽい、、」とか。。
取り付けた後に後悔、ということにならないように、
紙面上では分からないことを実際のものを見て体感して頂くということに重きを置いております。
もちろん全てお任せで良いという方も中には居られますが、大半の方から「見て良かった」と言って頂いております。
まずは先月21日に新しくオープンした、サンワカンパニー のショールームです。
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お目当ては「ノウム」というシリーズのシステムバスです。
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床は2種類、壁の色みは5種類、浴槽は3種類からお選び頂けます。システムバスの中でもこのノウムシリーズはモダンな印象のデザインなので、シンプルさをお求めの方にはいいかも知れませんね。
システムバスを選ぶ時のポイントは、
1、水溜りとなる部分がないか?
2、浴槽に浸かった時に身体に合っているか?などを確認することです。
1、のポイントに関しては水溜りがあるとそこが汚れ(ぬめり)の原因になるからです。ノウムで説明すると、鏡の上に金属の棚が付いているのですが、壁との取り合いのところに水溜りが発生します。シャンプーした後の垢なども溜まりやすいので、体を洗った後一旦お湯で洗い流す必要がありそうですね。
2、に関しては入った時に肩まで浸かれるか、足は伸ばせるか、窮屈ではないかなどを確認するためです。1.6mの長さがあるのに縁が太かったりすると窮屈な場合もあります。このように浴槽といってもピンからキリまであるので、自分の身体に合っているか?
念の為確認することをお勧め致します。
洗面台の場合はリクシルのルミシスシリーズや、
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TOTOのエスクアシリーズなどが既製品の洗面台として有名です。
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しかしこちらも決められたデザインやプランをカタログ上から選ぶことしか出来ませんので、使いたい素材やデザインに制約が出てしまいます。
ちなみにこちらがサンワカンパニー さんから紹介されているエリッセコッコというシリーズの洗面台です。
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全て含めて11万円とかなりお買い求めやすくなっております。こちら以外にもサンワカンパニー のデザインはシンプルなものが多いので、モダンな印象がお好みの方にはお勧めしたいメーカーになります。
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もちろん洗面ボウルなどの単体販売もありますので、気になった方は是非お伺いください!
そのあとは、西麻布まで足を伸ばしてT-formというメーカーで浴槽を見に行きました。
システムバスの浴槽の多くがアクリル製であるのに対し、T-formの浴槽は鋼板製となり、浸かった印象がアクリル製と比べて異なります。
また、こちらで展示されている浴槽の多くは洋バスとなり、システムバスに使用されている和バスと深さが全く異なります。
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洋バスはどちらかというと浅めに作られていて寝る姿勢で浸かります。
それに比べて和バスは深めに作られているので座った姿勢で浸かります。
この感じは浸かって見ないとわからない、、
ということで早速体感させてもらうことに。
(洋バスと和バスの違いについてはこちらをご参考くださいませ↓↓)
こちらに展示されているのはドイツのホーローバス、カルデバイ というシリーズの浴槽になります。
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私は普段胡座をかいて入ることが多いので胡座をかいた時に狭さを感じないか?などが選ぶポイントでしたが、妻は足を伸ばした時にしっかり伸ばせるかということが大事だったみたいです。
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お客様そっちのけで入り方を再認識。。
縁が薄くシャープなので見た目以上にゆったりと浸かる事が出来、デザインもすっきりした印象です。
これにはお客様も満足されたようで、ほぼ全ての展示品を入り比べ、最終的にはこちらの浴槽を検討頂けることになりました。
FLN72-6821-N01
こちらの商品は期間限定販売でお求めやすくなっておりますので、気になっている方は是非チェックしてみてください!
造作で浴室を作る場合はまずは浴槽選びに始まり、水栓器具へと移ります。
ということで次は目黒にあるフォンテトレーディングさんのショールームへ移動。
こちらの製品は日本製ということもありお求めやすく、かつデザイン製が高いので建築家の方々にも愛用されているブランドとなります。
バスコンビネーションカタログ ↓↓
バスシャワー水栓カタログ ↓↓
見ていてうっとりしますよね。。
これも造作ならではの良さです。
好きなデザイン、好きな組み合わせを自由に選ぶことができます。
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水栓を選ぶときのポイントは身体を立って洗うか、座って洗うかです。日本人は比較的座って身体を洗う方が多いのですが、中には立って身体を洗うという方もおられます。
それによってどの水栓が必要か、取り付け高さはどこが適当か、などを決めていきます。
座って身体を洗う方にはオーバーヘッドシャワーは要りませんが、吐水口は必要になるかもしれません。しかし立って身体を洗う方にはオーバーヘッドシャワーが欲しい方もおられますが、吐水口は不要だったりします。
普段家族がどの様なスタイルで身体を洗っているのか?
打ち合わせしながら決めていくのは中々面白いです。
ちなみに今工事中の我が家の水栓はこんな感じです。
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2人とも座って身体を洗うのですが、タオルを使って身体を洗わないので、吐水口は付けず、シャワーのみとしています。立っても流せる様に、念の為シャワーフックを上に一箇所付けています。
水栓はどちらの姿勢でも操作出来る様に絶妙な位置として、無駄なものはつけないシンプルさを追求したデザインにしました。
いかがでしたでしょうか?
ここで紹介したメーカーはまだほんの一握り!まだまだたくさんのメーカーさんがありますので、自分好みのデザインを追求したい方は色々と探してみては如何でしょうか?
自分好みに出会えるまでお付き合い致します!
ちなみに世界で一番高い水栓はこちらのドンブラハというドイツのブランド。
宝石のように美しく、水栓界のロールスロイスと言われている超高級ブランド。水栓1個で10万円を軽く超えます。
私もまだ採用したことはありませんが、気になる方は下記ご参考くださいませ。
世界は広い。。
ドンブラハ↓↓