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化粧部屋はどこにつける?
2019.06.10今晩は!
ラジコンの竹中です。
いつもご訪問頂いてありがとうございます。
先日、代官山に「KASHIYAMA DAIKANYAMA」がグランドオープンしたので
外観からですが見てきました。
nendoの佐藤オオキが建物と内装デザインを監修したというだけあって面白い外観デザインになっています。
丘をイメージしたいくつもの箱が重なり合って出来ています。箱のボリュームに比べてサッシの見付けが薄いので、その対比が箱というそれぞれのボリュームを際立たせています。
収入的な観点から言えば容積率最大ボリュームでの計画としたいところですが、
これは最大分とれているのでしょうか??
収入を最大限確保するためには容積率最大ボリュームで床を作るのが効果的ですが、
それは一昔前の話かもしれません。
テナント側からしてみれば、建物そのもののデザインや関わったデザイナー、収入以外の付加価値や話題性などに重点を置くようになってきているので、単に床面積最大とれれば収入が安定するという考え方は見直してみる必要もありそうですね!
さて、本日は化粧部屋について。
突然ですが、皆様は化粧はどちらでされていますか?
寝室の化粧台?、リビング?、洗面所??
今まで多くの方の家の設計に携わってまいりましたが、圧倒的に多いのは、、、、
実は、、、特にありません。
というのは、それこそお客様にとって千差万別、お化粧される場所は色々ございました。
中にはキッチンで、いう方もおられます。
でも、化粧するときは出来れば座ってやりたいですよね!
リビングや化粧台などであれば座ってお化粧出来ますが、洗面所では立っている事が多い
はずです。
そのためだけに椅子を置いてしまうのは、歯を磨くときに邪魔になったりしてしまいます。
そのため、洗面所でお化粧される際は、ボウルの横をデスクとして化粧スペースとするのが良いですね。
上の写真はボウルの横に椅子を置くスペースを設け、横にお化粧道具を収納出来る引き出しをつけております。
この方は椅子は自分でお持ちでしたので椅子を置くところは空けています。
こちらの方は椅子も洗面台と同じ仕様で造作で作り、カウンターの下にぴったり収まるような形で収納する形としております。お化粧される際はカウンター下から椅子を取り出して、
化粧しないときはぴったりしまってスッキリ魅せる。
こういった事が出来るのも造作洗面台の良いところです。
ところで、この2枚の写真の共通点は何かお分かりでしょうか?
正解は、
、、
、、、、
鏡の下に化粧用の鏡があることです。
それはなぜかと言いますと、通常洗面所にある鏡の下の高さは1.1〜1.2m位に抑えるのが一般的です。カウンターの高さは置き型の洗面ボウルの場合は、通常70cm程度、埋め込みアンダーボウルの場合は75〜80cmというのが一般的です。
水はねやボウル、水栓の裏が見えてしまうことから、通常ボウルから30〜40cm程度
立ち上げたところから鏡をつけますので(その方がデザイン的にもおしゃれに見えます)
だいたい1.1〜1.2mが鏡の下端になるというのが一般的です。
そうすると、そこで座って化粧をしようと鏡を見た場合、
鏡の高さが高すぎて、顔が見えにくくなってしまいます。
そのため、写真のように、お化粧用の鏡を別につけるというわけですね。
また、このような鏡には拡大鏡もありますので、お化粧にはもってこいです!
もし、洗面所でお化粧をされる方は、こういった洗面+お化粧台という考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか!?
デザイン的にもおしゃれに見えます!