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倉俣史朗展へ

2024.01.12

こんにちは!
ラシコンの竹中です。

新しい年となりすでに2週間が経とうとしていますが、いかがお過ごしでしょうか?
私は帰省は控え、東京でゆっくりと過ごしました。

1日は妻の両親を呼んで鍋をつつき、

2日目は近くの公園で息子が泥だらけになり、

3日目は鎌倉にある甥っ子家族と過ごしました。
妻の母が車椅子なのですが、私の家は一階がバリアフリーなのでそのまま上がることができ鍋を囲うことができます。
こういった時にバリアフリーにして良かったと心から思います。

そんな私は昨日、木枯らしが吹く中世田谷美術館で開催されている「倉俣史朗展」に行ってきました。

用賀駅から徒歩20分。冬景色に包まれた砧公園を抜けると、背の低い建物がひっそりと見えてきます。

世田谷美術館は1985年に内井昭蔵氏によって設計された、建物としても大変魅力的な美術館です。

穴あきレンガや彫塑的なデザインが特徴的な建物で、素材使いと装飾性を持つ空間が、クリスチャンとして育ち、人に親しみやすい建築を目指した内井昭蔵氏の哲学が伝わってきます。

両側がガラス張りの開放的な渡り廊下を抜けると、そこから展覧会がスタートします。メインの展示スペースは撮影不可なのですが、冒頭の4作品だけ写真撮影が可能でした。

まずは、倉俣史朗を代表する椅子の一つ「How High the Moon / ハウ ハイ ザ ムーン」
エキスパンドメタルで作られている、椅子としての存在感を消した透明感を追求した名作です。工業製品であるエキスパンドメタルを家具に使用するエキセントリックな発想が、一連の倉俣デザインの真髄です。椅子としての存在感を消しながらも存在感があるデザインは、流石の一言に尽きます。。

光に照らし出された影の表情も見事です。

そのほかは、こちらも倉俣デザインの代表となるテラゾーで作られた机に、

座面から浮いたように見える背もたれが特徴的な椅子などが展示されています。メイン会場ではその他の作品を通して倉俣ワールドを余すことなく堪能出来た展覧会でした。
一見の価値ある展覧会なので、お近くにお住まいの方は散歩がてらに如何でしょうか?

ちなみに週末より平日に行くことをお勧めいたします。
私は木曜日に行ったのですが、それでも人が多かったので。

目の保養に、ぜひ一度足を運んでみてください!

では!