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いすみツアーに参加してきました
2019.07.11こんにちは!
ラジコンの竹中です。
先日の日曜日、創造系不動産のご厚意でいすみツアーに参加してきました。
千葉県いすみ市は東京駅から電車で70分、人口3.7万人ののどかな街で、伊勢海老の
漁獲量は日本随一!
近年東京からの移住先としても注目を集めています。
しかしそれと同時に空き家や空き施設の問題も浮上しており、それらの活用方法も
今後の検討課題になっております。
そんないすみの現実に触れ、地方における建築と不動産の今後のビジネスの
可能性を一緒に考えようというのが今回のツアーの目的です。
朝10時、大原駅に集合した頃は横殴りの雨に。。
そこからいすみ鉄道に乗り換え、国吉駅の駅施設、商工会旧夷隅庁舎へ向かいます。
車両は東京ではまずお目にかかれない一車両!
しかしこのいすみ鉄道は春には沿線に菜の花や桜が開花し、景色も抜群。
旧国鉄の懐かしい車両が多数あり、鉄道ファンにはたまらない路線になっています。
この路線の左側の木が全て桜。。
おそらく春には素晴らしい景色になるのでしょうね。
この旧夷隅庁舎は現在は空き施設になっていますが、2019年夏を目処にインキュベーション施設としてオープンする予定とのことです。
窓から見えるこの田園風景は時間が経つのを忘れさせてくれます。
近年流行っているグランピングなどのキャンプ場として有効活用出来れば良いのですが、
農地転用等の手続き上の問題で上手く活用されずじまいとのこと。
空き施設だけではなくこういった広大な土地の有効活用も今後の課題ですね。
そのあとは車で移動し、古民家を改修利用した図書館とシェアハウスを見学。
こちらの施設を運営されているのは、東京から移住されたご夫婦で、2012年に
シェアハウスをオープン、2014年に図書館をオープンされました。
元々の建物には極力手を触れず、最小限の改修でも立派な施設として生まれ変わらせて
おられたところに感服しました。
改修はお金さえかければいくらでも可能です。
しかし、運営が出来なければいくらお金をかけても上手くいきません。
現在の空き家の根本的な問題は、こうした持続的に建物を運営できるプレーヤーがいないことだそうです。手を挙げる人はたくさんいても、維持管理が上手く出来ていないため
空き家がまた空き家になるというサイクルが生まれてしまいます。
田舎は東京に比べて初期投資を抑えてこうした空き家を手に入れることが出来るため、
誰でも気軽に投資が出来るチャンスがあります。
運営の方法を学ぶ手軽さは、東京より田舎の方があるかもしれませんね。
そのあとはこちらもご夫婦が2016年にオープンしたシェアオフィスに移動してお昼ご飯。
土鍋で炊いたご飯、
地元で採れた野菜、、
絶品です。
そのあとは車で移動し、今や空き寺院となってしまった天徳院に。
こちらの寺院は2010年頃までは当時の住職により通常に運営されていましたが、今は専属の住職もいなくなり今後の活用が検討されています。
こうした寺院建築の保存に対して国から支払わられる補助金は約1%にも満たず、
維持が難しいため、例えば民間企業の合宿所やコワーキングスペースとしての活用が見込まれています。
創造系不動産も定期的にこちらの寺院で経営者合宿を開催しておられ、今後の活用に対して積極的に取り組まれておられます。
東京でも現在空き家が増えつつあり、今後もどんどん増え続けていくことが予想されます。空き家の取得から活用や運営など、東京ではハードルが高くて手が出せないとしても、
田舎だから出来ることはたくさんあることを学ぶことが出来ました。
今後は私も本格的に空き家対策に取り組もうと思います。
ブログを読んでいただいている方、もし空家や空家になりそうな物件の情報があればお気軽にご相談ください。
一緒に問題を解決していきましょう。