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縁の下の力持ち

2025.04.08

こんにちは!
今日この頃は気持ちのいいお花見日和が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
私は先週の日曜日にお花見に行ってきました。中野駅の北口から哲学堂公園に至るまでの通りに咲く桜が毎年とても綺麗で、いつもこの時期になるとたくさんの人で賑わっています。
 と、今回のブログにどんな写真をUPしようかライブラリを見返してみたら、、

!!!

全く写真撮っていなかった。。
ブログを書く身としては失格ですね、、
というわけで、今回のお花見のブログはここまで。。。

と言いたいところなのですが、折角なので前回のブログでもお伝えした現場の進捗について少しお話をしたいと思います。

 事務所から自転車で10分足らずのところにある、中野区で計画中の2階建ての住宅です。先月末に無事上棟しました。
 上棟した後には、ちゃんと所定の金物が取り付けられているか、検査を行います。
2025年4月から着工する建物では木造2階建ての住宅にも構造計算が義務付けられたのですが、それ以前に着工する建物は構造計算の簡略が可能で、四分割法と呼ばれる構造設計の手法が多く使用されておりました。
 四分割法では平面を東西・南北方向に4等分し、各側端部分の耐力壁の量とバランスを評価する構造設計手法で、併せて金物などの配置も同時に評価します。(N値計算)
 N値計算によって決められた金物がちゃんと設置されているか確認することも、現場監理の中では重要な仕事です。

何気なく付いているこのような金物も、実は構造設計によって部位ごとに決められているのです。

体力が必要となる部分はこのような大きな金物を使います。ビスの本数が全然違いますよね。

 柱についている金物はホールダウン金物と言われるもので、柱と土台、基礎を緊結し、その手前に付いている金物はアンカーボルトで、基礎と土台を緊結します。これらの金物により地震時に発生する柱や土台の基礎からの浮き上がりを抑制します。
 これらの金物は内壁が貼られると全て隠れてしまうため、内壁が貼られる前に確認する必要があります。見えないところで活躍するこれらの金物たちは、まさに縁の下の力持ち的な存在。
 愛着が湧くのは私だけでしょうか??
建物は日向ぼっこが好きなお母様のために西側に大きくバルコニーをとり、東側は公園に面しているためプライバシーが気になるので高い位置に窓をとります。

北側に大きくとったトップライトからの明かりも期待できそう!
これからはサッシが取り付けられ、外壁、断熱工事へと進みます。また近々UPしていきますので、お楽しみに!

以上現場からでした!