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本年も宜しくお願い致します。
2022.01.08こんにちは!
ラジコンの竹中です。
新年あけましておめでとうございます!
今年は寅年、本年も宜しくお願い致します!
皆さんは年末年始どのように過ごされましたか?コロナ渦で中々帰省が出来なかった方も
今年は帰省出来たのではないでしょうか?
しかし、安心出来たのも束の間ですね、、
昨日は全国で6000人、東京でも900人越えとなってしまいましたね。。
年末年始が影響したのでしょうか、また不安な日々が続きますね。
さて、そんな私は年末年始は京都に帰省していました。
妹が厄日なので、恒例の立木観音にお参りに。
計800余段の階段を上った先に本殿があるのですが、それまでがかなりキツイ!
歳を追うごとに辛さを感じます。
さて、本年初めのブログですが、ようやく中野の住宅の竣工写真が出来あがりましたので、
設計の意図と併せて、そちらをご紹介したいと思います。
(改修前外観)
(改修後外観)
(改修前1階)
(改修後1階)
(改修前2階)
(改修後2階)
写真についてはホームページにもUPしておりますので、詳しくはこちらもご覧ください!
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<設計意図>
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この住宅は、築年数が約50年程の、延べ床面積15坪程度の小さな住宅の大規模修繕の計画です。 改修前の建物は築50年程度にも関わらず構造体が比較的しっかりとしており目立った欠陥が見られなかったため、ある程度の構造補強を施し、極力既存の建物の構造を活かした設計を心掛けたいと思いました。
しかし、既存の間取りが1階2階とも各々6畳の部屋が2つからなる構成でこれからの生活にそぐわない間取りであったため、既存の建物の外壁と屋根のみを残し、内部を間取りから全てやり変えることにしました。 間取りを検討するにあたって1番心掛けた事は要望としてのご主人の仕事場のスペースと生活スペースをどのように分けるかでした。仕事場には来客もあるため、私生活が仕事場に漏れるのは避けたい。
そこで、1階を完全な仕事スペースとし、2階を生活スペースとする事で公私を完全に分節することにし、かつそれぞれのキャラクターに応じた空間となるように心掛けました。 1階は塀を取り払い、既存の建物の床レベルを下げる事で極力道路面とフラットに繋がるようにしています。 そうすることで、さながらお店のような、誰でも気軽にアクセスすることが出来る空間としています。
日が当たらず暗くなりがちであるため、それを補うように道路側の建具は全て開け放し可能とし、前面道路と空間的に一体となるように広さを意識した構成としました。
また、将来親や家族に車椅子が必要となった時、1階を寝室や介護スペースとして使用することも可能です。道路からフラットでかつ引戸で入れるので、車椅子でも楽にアクセス出来、ご近所からの目も届きやすくなります。在宅介護が必要になると様々な専門職の方の出入りも増えるため、動線的にも1階が適しています。
2階は1階の「公」としてのスペースとは一転し、「私」を最大限楽しむことが出来るように、プライバシーを守りつつ、開放感を感じることが出来る間取りとなっています。周囲は建物が密集しているのですが、屋根を通して空への抜けが感じられます。
そのため、窓からの視線を遮りつつ、かつ空への抜けを感じることが出来るように、バルコニーの壁の高さを床から1.4mとしました。サッシを開けるとバルコニーとフラットに繋がるため、その分広さを感じることも出来ます。
既存の建物の小屋組をそのまま現しにする事で天井高さを確保するとともに、新旧が一体となった開放感がありながらも、どこか落ち着いた小屋にいるような、そんな雰囲気になるように心掛けました。
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如何でしょうか?
狭くて小さいながらも住宅の中に仕事スペースを取り入れた建物への改修は、今後、テレワークの需要や築年数の経った古い空き家の利活用など、様々な面で注目されることになるのではないでしょうか?
そんな将来を見越した計画となっておりますので、気になる方は一度ご連絡ください。
随時、内覧も承っております。
では!