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栃木建築さんぽ Part.2
2019.12.07こんにちは、ラジコンの竹中です。
ご訪問ありがとうございます!
今日はまた一段と冷えて最高気温なんと7℃。。
雪が降るかもって言われているくらいなので、とてつもなく寒いです。
もう本格的に冬到来ですね。
この時期はクリスマスに忘年会、年末年始と何かとイベントが多い月なので、体調管理と、あと食べ過ぎにもご注意を!私はここ最近腹の贅肉が気になり出して、毎日目標でランニングすることにしました。
と、気合い入れて今週から走り出しているのですが、初日で速攻筋肉痛。。そのため今週は1日しか走る事が出来ませんでした。
情けない、、
ですが、これにめげず、頑張ろうと思います!
(街ではこんなところにもクリスマスが訪れています。こういった心遣い、素敵です!)
さて、前置きはこのくらいにして今日は前回のブログ「栃木建築散歩 1日目」の続きを書きたいと思います。2日目は宇都宮から車を飛ばして日光東照宮へ向かいます。
道中では綺麗な紅葉が出迎えてくれます。
日光東照宮は桂離宮と建設時期がほぼ同じで、共通の関係者が作ったとも言われています。しかし、桂離宮は質素、日光東照宮は煌びやかというまるで対をなす印象です。
かつて日本へ亡命したドイツの建築家ブルーノ・タウトは桂離宮を訪れ、 その美しさを絶賛し、 一方日光東照宮を「威圧的で、珍奇な骨董品」であると痛烈に酷評していました。
その影響を受けてか、それ以来桂離宮についてはその簡素美が高く評価され、 一方で東照宮はその煌びやかな装飾が日本人の感性と合わず醜いものだと評価されるに至り批判されてきたようなのですが、果たして本当にそうなのか?
ということを自分の目で確かめてみたかったのです。
ちょうど今年の夏に桂離宮に行ってきたばかりなので、これはいいタイミングだということで立ち寄ることにしました。
ちなみにこちらが桂離宮。
質素な佇まいと均整なプロポーションが日本的であると高く評価されてきました。
東照宮に着くとはじめに出迎えてくれるのがこちらの五重の塔。
ちなみに五重の塔って何階建てかご存知ですか?
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5階建てだと思ったかたは×です。
単に屋根が5層重なっているだけで床がありません。そのため実は「1階建ての平屋」なのです。五重の塔は日本全国にいくつかありますが、ほぼ全て同じ構造なので全て1階建てということになります。
また、東照宮の五重の塔は中央を貫く直径60cmもの心柱が地上から10cm程浮いている「懸垂式」の構造になっています。心柱を浮かせることで、地震が起きても簡単に心柱が倒壊しないように工夫されています。
その他にも五重の塔は屋根を上から被せているだけなので、一番上の屋根を固定するために重しが必要となります。心柱はその重しの役目も担っています。
浮いてる。。
今では当たり前となっている免震技術が数百年以上前から考えられていたなんて驚きですね!
校倉作りが美しい三神庫に、神厩舎に掘られていることで有名な「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿。私は今までこの三猿のみだと思っていたのですが、実は8面にわたって掘られていて、母親が小猿の将来を見ている一面からスタートし、その小猿が成長し母親になるという猿の一生が書かれています。
全くもって知りませんでした。。
詳しくはこちらのサイトに書かれているので、宜しければ参考にしてみてください。
↓↓↓
そんなこんなでいよいよ有名な陽明門へ、
すごい装飾的。めちゃくちゃ綺麗です。というか、綺麗過ぎて逆にキッチュな印象がしてしまいます。時代を経て培われる「朽ちていく美」というものを想像していたのですが、つい最近建てられたかのような新品さがとても気になりました。
確かに今の修復技術があるからここまで保存されてきたと思うのですが、保存の仕方や装飾の残し方にもう少し工夫してほしかったなと思います。当時の煌びやかさを再現することも大切ですが、時代や古さを感じさせる修復のあり方にも期待したいですね。
にしてもすごいです。桂離宮と同じ時代に建てられた建造物とは思えないくらい華やかで豪華絢爛です。門の奥を進むと徳川家康の墓もあるということなので石段を登ります。
この石の階段、手摺も欄干もよく見ると全て1つの石から削り出して作られているのが分かります。当時の加工技術のレベルの高さが伺い知れますね!
そんなこんなでようやく頂上へ!
下にある建物とは印象が変わって奥社には目立った装飾がありません。
徳川家康がこの中に居るとは、、、なんだか不思議な感じがしますね。
階段から降りる際に見た東照宮の景色もすごく素敵です。
豪華絢爛な江戸という時代を象徴する日光東照宮。これだけ贅を尽くした時代が日本にもあったことを知る良い機会となりました。京都にある寺院建築ばかりが日本ではないのですね!新たな日本文化を知れて、大満足の旅となりました!
その後はその後はひたすら帰路につきます。
と、その前にせっかく栃木まで来たのだから「佐野ラーメン」も外せませんね!
佐野ラーメンで有名な「日向屋」
12時30分に電話をかけた時には30人から40人程の行列になっていると言われていたのですが、着いたのが3時半。その頃には行列もなくすんなり入ることが出来ました。
オーソドックスに「ラーメン大盛り(700円)」を注文。麺の太さが一本一本違うのが特徴です。
一瞬で完食。
栃木に来た時にはまた来たいですね。
ということで2日目の栃木の旅はこれで終了!内容の濃い1日となりました!
栃木には日光東照宮しか無い(栃木の方ごめんなさい!!)と思っていましたが、様々な魅力のあるとても楽しい街でした。
皆さんも一度栃木に遊びに行ってみてくださいね!
私も必ずまた行きます!
ではでは