現場確認は入念に

現場確認は入念に

ラジコンの竹中です。

いつもご訪問頂きましてありがとうございます。

来週からはいよいよ12月、本格的に冬突入と言いたいところですが、暖かい日が続きますね。事務所に咲いているアカシアも本来3,4月頃に花が咲くはずなのですが、なぜかもう咲いております。

季節を間違えるほどの陽気ってことですね。確かに私も最近部屋では季節外れの半袖で過ごしております。でも明日からは大寒波到来の予報が。体調管理に気をつけたいと思います。

さて、前置きはこのくらいにして、今日は現場確認のお話を少しだけご紹介したいと思います。設計事務所は、工務店がしっかりと図面通りに施工しているか定期的に現場確認に行くのですが、ここでのお話は、設計事務所の立場ではなく、お客様に現場を確認して頂く「施主検査」について書きたいと思います。

地鎮祭後の現場確認は、通常設計事務所が行うのでお客様が確認することは少ないのですが、お客様にもご協力して頂きたいタイミングがございます。ここでは主に重要な4つのタイミングについて書きたいと思います。

それは、

１、（上棟式がある場合）上棟時

２、コンセントスイッチボックス設置時

３、塗装確認時

４、完成時（最終チェック）

以上の4回となります。

上棟式は、省略されるケースも多いのですが、住宅の場合はお客様のご希望で開催することもございます。その場合も、現場で簡易的に済ませるか、近くのお店を貸し切ってお祝いするか、その他慣習によるお祝いをするかの３種類が一般的です。

上棟式は、上棟まで関わってくれた職人さんや、これからお世話になる職人さんを労う意を込めて開催するのですが、その際にお客様には四方祓をして頂きます。建物の四隅にお酒・お米・お塩の順にまいて清めます。一生に一度あるかないかの出来事なので、是非開催してもらいたいですね。

次のタイミングは、コンセントやスイッチボックスが設置された時です。このタイミングは、電気屋さんが壁の中の電気配線をするタイミングで確認して頂くのですが、

あらかじめ図面で打ち合わせしたコンセントやスイッチの位置を現場で再確認してもらい、追加や移動などが発生する場合は、可能な限り変更、修正対応をしてもらいます。このコンセントやスイッチは、一度壁を作ってクロスを貼ってしまうと後からやり直しがきかないので、壁を作る前の重要な確認事項になりますので、ご協力して頂いております。

「ここにもコンセント付けておいてもらったほうがよかった」といった後悔をしなくて済むように、最終確認して頂きます。

3回目のタイミングは、塗装の確認です。特に外壁は足場を外してしまうと後からやりかえるのが大変になるので、間違いがおこらないように、塗装をする前に実際の大判サンプルをもって現場でお客様に確認して頂きます。

打ち合わせの時に色を決めてから、実際に壁に塗られるまでには半年くらいの時間が経ってしまうこともございます。そんなに時間が経ってしまったら、色味を忘れていたり、気分変わりで変えたい気持ちになるかもしれませんよね。外壁や部屋の塗装の色味は印象を左右する大きな工程の一つになるので、お客様と一緒に最終確認するのを基本としています。

室内で見た塗装の印象と大きな面で太陽の下で見た色味も若干違ったりするので、最終チェックの意味合いでお客様に現場に来て頂いて確認して頂きます。

最後は、お引渡し前の最終確認です！

このタイミングになると、建物は全て完成している状態なので、施工不良や汚れ、打ち合わせ通りに出来上がっているかといった最終チェックです。ここでは、特に傷や汚れなどの気になる部分をご指摘頂いて、お引渡しまでに補修してもらいます。

クロスの汚れや

網戸枠のへこみ、

扉と照明の干渉など、完成時の不良は結構あります。

もちろん、施工上やむを得ない場合は補修が難しかったりするので、お客様にご説明の上納得して頂く場合もございますが、極力納得して頂いてからお引渡しするため、重要な確認事項になります。

この最終の施主検査は通常であればどこの設計事務所、ハウスメーカーも実施されると思いますが、弊社ではそれに加えて必要に応じて確認して頂く場を設けて間違いや認識のズレを解消するようにしております。中にはお客様から確認したいタイミングをご指摘頂く場合や、突然の現場確認のご要望も。

そんな時にも柔軟に対応致しますのでご安心ください。しかし、誰もいない時にご自身のみで現場に行くことだけはご遠慮させて頂いております。万が一怪我や現場のものを壊してしまった場合、我々では責任が負えなくなる場合もございますので、現場確認は誰かの同伴もしくは監督や我々にご相談してから、を心掛けて下さい！

以上簡単にご説明差し上げましたが、より詳しい内容をお聞きになりたい方は直接お問合せくださいませ。より詳しくご説明させて頂きます。

では。